緒明合資会社


長寿経営のツボ 緒明家は旧戸田村の船大工が原点で、明治5年に2代目緒明菊三郎が東京・京橋地区に緒明造船所を開設。その後第4台場に移転しました。3代目緒明圭造は明治43年に造船所で制作した洋船を活用し、海運業に本格的に進出し、その際「緒明合資会社」を設立しました。その後会社は、115年継続しています。長寿経営の秘訣は第一次世界大戦後の好景気に支えられて、事業が発展し、その後その資産を活用した堅実経営により事業を継続してきたためと思います。
企業概要 明治43年3月、3代目緒明圭造が緒明合資会社を設立し、東京北品川にて海運業を本格開始した。2代目緒明菊三郎が造船した10数隻の船を活用し、東アジアを中心に事業展開した。また、新会社(田園都市会社(現東京急行)など)への出資や不動産事業により事業が拡大した。4代目緒明太郎は第二次世界大戦が迫ってきたため、海運業から撤退し、不動産事業に特化して現在に至っている。
長い歴史で印象深い出来事やエピソード 昭和2年旧小松宮別邸を引継いだ李王朝垠王子が、資金捻出のため売りに出され、旧三島町が購入できなかったため、分割売りされる危機を知った緒明圭造は当時の購入資金100万円を提供し、三島の文化遺産が分割されることを守った。現在その大部分は昭和27年に三島市に低価格で提供され三島市立公園「楽寿園」として存続している。
写真について 初代  緒明 圭造 氏 (1910年頃撮影)
企業情報
事業所名 緒明合資会社
代表者名 代表社員 緒明 春雄
事業内容 不動産業
住  所 静岡県三島市一番町15-1
創  業  年 1910年3月22日
電話番号 055-975-0120
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